ダメ男なのにモテる人には性的魅力がある

誰がどう見たってダメ男なのに、なぜかモテる人

が、世の中には存在します。

「なんであんなダメ男がモテるんだ?」
「あいつと比べたら俺のほうがよっぽどまともだと思うんだけど…」

こんなふうに感じた経験、あなたにもあるでしょう。
これは、とっても不思議な現象ですよね。

村上春樹さんの小説「海辺のカフカ」の中に
星野青年という20代の男性が登場するのですが、
その中で青年はこんなことを思います。

『これまで付き合った6人の女たちはみんなそれなりに可愛かった。
セックスだって好きなだけやらせてくれた。
面倒だから前戯を適当に省いても、文句ひとつ言わなかった。

休みの日には食事をつくってくれたし、
誕生日がくればプレゼントを買ってくれたし、
給料日前にはお金も貸してくれたし(返した記憶はほとんどない)、
とくに見返りも要求しなかった。それでも俺はちっとも感謝しなかった。
そんなのは当たり前のことだと考えていた。

しかし相手の女が少しでも苦情を言ったり、
正論を持ち出して諭したり、焼きもちをやいたり、
貯金を勧めたり、定期的に軽いヒステリーを起こしたり、
あるいは将来の不安について語り始めたりすると、
はいさようならだ。

何か面倒なことが出てきたら、さっさと逃げちまう。
それなのになんでみんな、
けっこう長く俺のことを我慢していたんだろうね。』

…まさに星野青年は、典型的なダメ男。
それでも女性は星野青年の何かに惹かれ、彼を愛するのです。

女性のことをよく知らない男性は

女は見た目で男を選んでいる

と言います。

しかしこれは間違いです。
こういうことを言う男性は、
その人自身が女性を見た目で判断しているのです。

実際の女性は、中身で男を選びます。
綺麗事を言っているわけではありません。
現実問題として、男性を中身で見て選びます。

じゃあなぜ、先に挙げた星野青年のように
明らかにダメ男なのにモテる男性が存在するのかというと、

女性は「自信がある男性」
性的魅力を感じるからなのです。

つまり、「中身」という大きなカテゴリーの中でも
ひときわ大切なのが「自信」

だということです。

これは、自己顕示欲が強くていつも自己主張をしていて
俺は俺はと言っている男性のことを指すのではありません。

自分の考え、思想、信念、
自分という軸を持っている人のことを指します。

星野青年はアロハシャツと中日ドラゴンズのキャップが大好きで
一年じゅうそれを身につけています。

学生時代からグレて、
何度も警察の世話になっています。

自分のこだわり、自分のスタイル、自分の中での正義…
星野青年にはそういう意味での「自信」が備わっているからこそ
女性はそこに惹かれていたのだと考えられるわけです。

ただ優しいだけの男には、女性は1mmも惹かれません。
優しさの中に、精神的な強さ、つまり、自信がある男性
女性は魅力を感じるのです。

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